天然石にまつわるショートコラム(第三十二回目)

天然石にまつわるショートコラム(第三十二回目)

先週土曜日にLINEに投稿したコラムです

 ブラジルは、有数の水晶産出国です、鉱山の中でも品質が高く、透明度が高いのは、ミナスジェライス州のもので、コリント、トマスゴンサガで産出されたものが特に有名です
その特徴は、透明度が高く、内部のクラックによりレインボー効果が見えることです
レムリアンシードが採掘される鉱山が多いです
形状は太く、しっかりしたものが多いです
 コロンビアは、エメラルドの産出国として有名ですが、産出される水晶の特徴として、細い剣先を持つクラスターや、レムリアアンシードが有名です
また、アンデス山脈のムゾー鉱山の近くで、手掘りで採掘されている、氷のように透明度が高いセンティエント・プラズマクラスターも有名です(センティエント・プラズマクラスターはデヴィッドガイガー・ミネラル社の専売です)
水晶の主成分である二酸化珪素SiO2の純度が90%越えと極めて高純度なため透明度が水晶の中でもダントツに高く、カット面が不規則なことが特徴です(透明度が高くて有名な、アーカンソー州の水晶で純度76%)
 アメリカは、南部のアーカンソー州と東のニューヨーク州の水晶が有名です
アーカンソー州の水晶の特徴は、透明度の高さです、氷のように透き通り、エッジが効いた先端が多く見られます
大きさは小ぶりなものが多いです
他の特徴として、母岩が溶けて底に空洞ができた「抜け水晶」や、「ゴールデンヒーラー」、「陥入水晶」が見られます
ニューヨーク州の水晶は、ハーキマー鉱山で採掘されるハーキマーダイヤモンドが有名です
ハーキマーダイヤモンドの特徴は、大きな結晶であることは稀で、殆どが両剣の小さな結晶です、その大きさ、輝き、透明度、プロポーションの美しさ、は人の手によってカット加工されたかのように見えます

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