天然石にまつわるショートコラム(第三十三回目)
先週土曜日にLINEに投稿したコラムです
第33回目の配信です
アメジストは水晶の中まで、紫色をしたものを指します、水晶と同様に世界各地で産出されます
アメジストの主要な産地は、南アメリカとアフリカです、南アメリカの産出国の中では、ウルグアイとブラジルが量と質の面で際立っています、アフリカの産出国ではザンビアやマダガスカルが有名です
ブラジルで産出されるアメジストの特徴は
発色が濃いもの薄いものが混在し、比較的にウルグアイ産に比べて淡い色です
ブラジル産は、大きさ、形、色のバリエーションが豊富で、大きなポイントやクラスタードームはブラジル産であることが多いです
ウルグアイで産出されるアメジストの特徴は、結晶が小さくて色が濃いことです、光に当てると照り感とツヤで輝きます、クラスターやドームの母岩が天然セメントになっていて、しっかりしています
反面、紫色が不均一で、色が一点に集中しています、これをカラーバンド、色溜まりと言いますが、宝石としての価値は低いようです
ザンビアのアメジストの特徴は、透明度が高く、結晶の紫色がグラデーションになっていることです、流通量が少なく、希少性があるため高値で取引されています
マダガスカルのアメジストの特徴は、色が淡く、結晶の一部が紫色であることです
内部に様々な好物を含むエレスチャルとして流通していることが多いです、ゲーサイトやレピドクロサイトなどの鉱物の内包具合やアメジストの透明度などによって、鉱物の種類が7つになるとスーパーセブンと呼ばれ、価値が高くなります